向付とは

日本料理では、膳部の中央より手前に飯碗や汁碗を置き、向側に本来は膾類、あるいは刺身、ぬたあえ、山椒味噌などの料理を盛った皿鉢を置く。 その膳の向こう側に置き据えられる食器をいう。 深い鉢形を深向、浅い皿形のものを平向という。 江戸時代半ばには使われていたことばで,なますか刺身を用いることが多かった。向,向詰(むこうづめ)とも呼ばれたが,向詰は焼物をいう場合もある。現在の懐石では,初めに亭主が持ち出す折敷(おしき)に飯,汁とともに向付が配され,陶磁器の皿に刺身を盛るのがふつうである。 器の大きさにも限度があり、折敷の狭いスペースを活用するため変形のものが多く真円の形状でも直径が四寸ぐらいが限度でやや小さめの感が有る。